
こんにちは。頭痛セラピー協会認定院、めぐみ頭痛整体院、横山めぐみです。
ストレスがかかっている環境にいるとき、人間の体はその負荷に抵抗するために、副腎という臓器から「抗ストレスホルモン」と呼ばれる物質を放出させます。
有名な「アドレナリン」はその一種です。
アドレナリンやコルチゾールといった抗ストレスホルモンは、ストレス環境に抵抗するために血圧や血糖値をあげて、身体を「戦闘モード」にします。
いわば、パフォーマンスを上げるための」ドーピング」をするのです。
これは、ストレス状態になっているときに自動的な反応として生じ、ホルモンが枯渇しない限り継続します。
ストレス環境に抵抗するための」ドーピングモード」は概ね3ヶ月続くそうです。
その間、身体にダメージは蓄積していますが、むしろ心身の調子は上がっていたりします。
それに気付かぬまま調子がいいと勘違いして頑張り続けた結果、3ヶ月経って抗ストレスホルモンが枯渇すると、一気に自覚的な疲労感とさまざまな身体症状が襲ってきます。
慢性頭痛、吐き気、腹痛や便秘、下痢などお腹のトラブル、蕁麻疹や湿疹、脱毛なのに皮膚トラブル、不眠や途中で起きてしまうなどの睡眠トラブルなど、ありとあらゆる症状が出現します。
このように、ストレスマネジメントの難しさは、ストレス反応が自覚されないことにあります。
あくまでも身体の自然な反応ですから、かなり自覚的に自分がストレスにさらされているか、疲れているかを探らなければ、休みが必要だと気づくことは難しいでしょう。
ストレスに気づきにくい。
ここに私たちが上手に休めない理由が隠されています。
ストレスないんです。
そう思っている人の方が案外、気付かぬストレスで調子が良くない人は多いんじゃないでしょうか?