サイバー心気症とは?

こんにちは。頭痛治療家の横山めぐみです。

 

今の世の中、何かを調べるとき、ほとんどがネット検索ですよね。

 

運動後の膝の痛み、奇妙な湿疹、長引く頭痛。気になる症状が現れると、好奇心や不安からスマホやパソコンでネット検索し、原因を突き止めようとする人はたくさんいると思います。

 

簡単に調べられますが、膨大な量の情報の中から、自分本位に調べた結果は、正解なのでしょうか?誤った情報や、根拠のない物もたくさんあることでしょう。その結果、不安でどんどん悪い方向に向かうこともあります。

 

検索エンジンによる自己診断は、ネット上の情報の質と信頼性がまちまちであり、誤解を生むこともあります。時代遅れのものから、一時的に過熱している情報の導かれてしまうこともあります。

 

現実の病や、想像上の病のことで何時間ももい悩むのは、精神的な負担になります。

逆に、本当に心配すべき問題や重篤な病気があるときに安心してしまい、治療が遅れて健康状態が悪化するケースもあります。

 

病気不安症の一部の「サイバー心気症」は、症状や病名を調べる目的でインターネットを過剰に、あるいは繰り返し使い、不安と精神的な苦痛が破壊的レベルまで大きくなった状態を指す言葉です。

 

ちょっと気になって調べていたつもりが、いつの間にか他の症状も調べたい、症状の原因を突き止めたい、そんな強迫観念に駆られてしまうのです。また、病院で受けた診断が間違っているのではないかという懸念や大きなストレスや不安もサイバー心気症のサインだそうです。

 

いつもと違う症状は心配であり、私自身も検索してしまいますが、常に自分の体の状態、生活の状態をわかっている上で、ネット上の情報も、しっかり見極める目を持ちたいですね。